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2013.09.22

ジェイムズ・グリック「インフォメーション 情報技術の人類史」

インフォメーション: 情報技術の人類史発刊後早々に購入して1章を読んだ後、「この業界にいてこれを読まないなんてありえない!」などと強く人にすすめたのに、その後数ヶ月放置していた…。

内容はトーキング・ドラムとモールス信号の対比から始まって、文字や辞書の発明、計算機(コンピュータ)の萌芽、通信網の発展、情報理論や暗号、さらには熱力学から遺伝子、量子力学までと「情報」(量・エントロピー)を軸に過去から現在まで、多分野の研究や史実・文化をカバーしており、知的興奮(笑)が味わえるものだった。

バベッジの階差機関は「アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ」で、エニグマ暗号の解読とチューリングは「暗号解読」で読んでいたこともあり、これらを俯瞰しつつ一つの流れにまとめられているのもおもしろかった。

ただ量子情報の部分は未だよくわからず、やさしめで詳しい本を読んで再挑戦したい。これ以外にもこの本をきっかけにもっと知りたいと思えるものは多く、「寄り道」が好きな人には良い本だと思う。

印象的だったのはAdaの由来となった女性、諸説あるようだが世界で最初のプログラマと言われる、エイダのエピソードだった。wikipediaにはMicrosoftのホログラムステッカーに肖像画描かれているとあるが、手元にあるMSの製品では確認できなかった。

良い本だったと思う一方、分厚くて重たいので通勤や出張に持って出る気にならずなかなか読み進められなかったし、出てくる人物や概念についてもその場で調べたくなることも多かった。こういう本こそ電子書籍(それもインタラクティブなものが理想)で読みたい。

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