My Photo
無料ブログはココログ

« 町田康「真実真正日記」 | Main | ライフ・アクアティック »

2006.11.26

フィッシュマンズ全書

フィッシュマンズ全書こんな気持ちになるくらいなら読まなければよかったというのと、だからこそ読んでよかったという部分が半々という感じ。

僕がフィッシュマンズに出会ったのは昔の日記によると2003年(8/3のところに書いてあった)。"Weather Report"を聴いて、ポエトリーリーディングみたいな部分もあって(詩もよかった)それでいてすごくポップでサイケで、「こんな音楽があったのか!」と本当に泣きそうになるほど感動したことをよく覚えている。

名前や後期のアルバム名は雑誌でよくみたので知ってたけど結局活動期にはまったくかすらなかった。すでに佐藤伸治はこの世にはいなくて、そのことも知っていたのでその後、昔のライブ映像などをみても心揺さぶられることはあっても喪失感を抱くことはなかった。

この本にはフィッシュマンズがデビューしてからのインタビューや記事がたくさん入っていて、これを読み進むうちに何となく生きた佐藤伸治というものが実感できるようになった。
それだけに彼がなくなる頃の記事を読んでると、これまでなかった喪失感を抱いてしまいとてもつらかった。

僕はやはり「宇宙 日本 世田谷」「Long Season」みたいな、この世を飛び越えてしまったとしか思えない雰囲気を漂わすアルバムが大好きだし、こんなものを作ってしまったからには生死は別としても、もう音楽なんてやれないのではないかとも思ってしまう。
その後のフィッシュマンズや佐藤伸治のたどった道はどこか必然とも思えて不思議な気がする。

「佐藤伸治のレコード棚」というところはとても興味深かった。ジャーマンロックの話が少し出てたのでCANがあるのでは?と思ったが、なかった。

« 町田康「真実真正日記」 | Main | ライフ・アクアティック »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

どうもお久しぶりです、こんばんは。
バンドブームの頃に、あるコンピで「いなごが飛んでいる」という曲を聴き、スゴク興味を引いたんですが、結局ライブも行かず、アルバムなども聴かずじまいで十数年経ってしまい・・・ウクレレさんの記事で(今さらですけど)彼らの軌跡を知りました。ホント、今さらですけど・・・。

記事を読んでたら、とにかくアルバムを聴きたくなってしまいました。近々、十数年前に戻った気持ちになって聞いてみたいなぁと思います。

ajuさん、お久しぶりです!
初期の曲ですね。リアルタイムで遭遇していたなんてうらやましいです。
聴きやすいのは前期のものだと思いますが、後期のヤバい浮遊感もぜひ味わってみてください!

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference フィッシュマンズ全書:

« 町田康「真実真正日記」 | Main | ライフ・アクアティック »