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March 2019

2019.03.23

スノーデン

映画としては評価不能というタイプの作品。ただなかなか衝撃的な内容だった。

いわゆる「スノーデン事件」については、ニュースで読んだり、海外のドキュメンタリーで見たりして、それなりには知っているつもりになっていた。ただそのドキュメンタリーはどちらかと言えばスノーデンの告発をメディアで公開する決断をした人たちの立場で描かれたもので、実際に政府がどのようなことをやっていたのかという描写はあまりなかった。

本作では、NSAの職員がGoogle検索のように、クラウド経由で秘密に行われているはずの個人間のコミュニケーションから特定キーワードが含まれる会話を抽出する様子が描かれている。もちろん報道されている内容から考えられる「やれるであろうこと」からすると当たり前と言えるのだが、実際にビジュアルでその様子を見せられると本当に恐ろしいという気持ちが湧き上がってくる。
真実なのか映画としての演出なのかはわからないのだが、スノーデン本人が映画の最後に出てくる(ここであれ本人だっけ?と思う程度にJoseph Gordon-Levittはスノーデンになりきってたと思う)ので、ある程度はこのとおりなのだろうか。

結局のところ、AIにしても「正しく」使いさえすれば世の中の役に立つことは疑いようがないものの、そもそも「正しい」とはどういうことか、またどのようにして、正しく使われることを担保し続けるのか、という問題に帰結してくるし、その結論は出ていない。
GAFAの問題と同様に報じられているとおり、「自由」な文化を背景に急激に進化を遂げてきたITがこれまでとは全く違う局面を迎えていることは確かだと思う。

僕自身、Facebookが個人情報を勝手に他社と共有させていたり、個人情報をマネタイズすることを検討していたというニュースをみて以降、FacebookやInstagramは極力避けるようになってるけど、やめることまではできない。ユーザとしてもこの問題にどう付き合っていくべきか、まだよくわからない。

2019.03.22

「マウンドに散った天才投手」

伊藤智仁の本がすごく良かったので、以前から気になってたこちらも読んでみた。


やはりスワローズファンが1冊まるごと書いた本の濃さと熱さには全く及ばない。
それでも各投手の、故障によってキャリアを絶たれることの辛さや、もう一度野球をしたいという想いの強さは、十分伝わってくる。

2019.03.18

「OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法」

OKRのことは、何かで読んだこともあって知っているつもりだったけど、今ひとつ良さがわかってなかった。

本書では、前半がストーリーになっていて、これがおもしろい。色々とわかりすぎるストーリーを楽しみながら、OKRがどう働くのかがよく理解できる。

OKRにはバリエーションがあって、解説では元Googleの及川卓也氏がGoogleではまた違うと書いている。本書の方法は、人を鼓舞するようなOを掲げて、達成できる可能性が五分五分のKRの値を設定することで、ただの達成目標ではなくこれに取り組むことで皆が成長するものにする、という点が、すごく良さそう。

朝ベッドから飛び起きてやる気が湧いてくれば、いいOを設定できているということだ。もしかしたら達成できないのではないか、と少し心配になれば、適切なKRだと言える。

毎週金曜日のウィン・セッションも楽しそう。あとは実際に仕事で試してみたい(いろいろ難しいものはあるけど)。

2019.03.16

向田邦子「隣の女」

小学校の頃テレビでみた「あ・うん」は、テレビドラマがおもしろいと思うきっかけになった作品だったと記憶している。
父親役は笠智衆だったかなと思ってたら、今調べたら志村喬だったとは!

本も一度読んでみたいと思いながらなかなか機会がなったところ、kindleストアでセール対象になっているのを見つけた。

やはりこの人の家族の描き方の細かさは独特な気がした(家族ドラマが多かった当時の傾向なのかもしれないが)。またモデルがあるのか、同じような関係性の父親がよく出てくる。
前半、悲しくて泣きそうな話が多くて読んでて落ち込んだが、後半にかけて明るい話も出てきて、最後の「春が来た」も安心して読める展開だったのだが…。

また他の作品も読んでみたいと思ったが、落ち込んでいるときはやめとこう。

2019.03.11

さすらいの一匹狼

テーマ曲はよかった。主人公の謎な?感じも雰囲気はあったし、最後の決着のつけ方もカッコよかった。

ただ、途中よくわからない話というか展開や登場人物の中途半端なエピソードがあったりして、ちょっと全体的にぼやけた感じがした。敵役の役者(ジョージ・マーティン笑)はウエスト・ワールドのローレンスに似てた。

2019.03.06

パシフィック・リム/アップライジング

いきなりやんちゃなキッズが出てきて、スターウォーズのシークエル・トリロジーのフィン役の人(John Boyega)と幼稚な掛け合いをしたり、と対象年齢層がグッと低くなったな…と思ったが。

以下、ネタバレあり。

ああ、また中国市場狙いか、となったり、オマージュというレベルを超えて、みた事ある話というか設定が出てきたり。

それでも前半は謎解き的な部分もあって、まだ楽しめたのだけど、3方面からわかりやすく(それでも最初は謎めいた行動だったはず)一直線で富士山を目指す怪獣たちや、しかも3方から目指してるのに一度東京で落ち合うところとか…、さらに富士山を目指す理由がバカバカしかったり、自分が子供の頃みてたアニメか特撮のレベルまで一気に落ちてしまって、もう観てられなくなった。

最後はこれまたオマージュなのか、無理やりロボット単体での大気圏突入までやって、まあ作った人は満足したのだろうな。
John Boyegaはスターウォーズ以外で初めて観たけど、演説の場面とか、なかなか良い役者ではないかと思えた。

「ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階」

ここまで来たら、やはり3も読んでおかないとということで。

シリーズを通して言っていることは一貫していて、結局のところ「人」がすべてであって、適切なリーダーを始めとして正しい人をバスに乗せて、自分たちがやるべきことに集中して弾み車を愚直に回し続ける、そしてそれらを仕組みにしていく(「時計をつくる」)こと。

本書に書かれた「衰退の五段階」というのも、急成長にこだわって重要なポストに適切な人材を配置できなくなったり、危機に瀕してこの原則から外れるようなことをやって一気に転落してしまったり、そもそもそのようなことにならないリーダーを育成することに失敗していたり、という内容である。

繰り返しとは言え、読むたびにハッとさせられるし、思い当たることだらけ。今回は以下の部分が特に心に響いた。

「当社が消えたとき、世界は何を失い、どういう点で悪くなるのだろうか」という問いに対して、説得力のある答えがだせないのであれば、屈服がおそらく賢明な道だろう。しかし、強固な基本的価値観に基づいて、明確で優れた目的をもっているのであれば、戦いを続け、衰退への動きを反転させ、偉大さの復活を目指すのが名誉ある道なのかもしれない。

2019.03.03

マッドマックス 怒りのデス・ロード

公開当時、かなり話題になっていたので観に行こうかと思っていたほどだったが、これほどつまらない映画だったとは…。

終盤のバトルは確かに盛り上がったし、いろいろと小ネタ的なものはあるけど、前半のあまりのタルさや主人公マックスの役に立たなさ加減とか、途中で観るのをやめようかと思うほどだった。
配給会社がバイラルマーケティングを仕掛けてただけなのか?

フュリオサを演じてたのがシャーリーズ・セロンだったのはびっくり。
マックスの謎の幻覚とか、伏線だけで終わってるので続編もありそう、というかあるのか。

2019.03.02

ボヘミアン・ラプソディ

高校の頃、周囲にクイーン好きな友人がいて、有名な曲はよく聴いていたし大好きだった。ボヘミアン・ラプソディを初めて聴いた時は衝撃を受けたし、歌詞も合わせて噛みしめるようによく聴いた。自分のベストは"Killer Queen"だけど…。
ただ、バイオグラフィー的な本まで読み込んで、その人生まで追ったほど思い入れを持った他のアーティストたち(例えばJoy Divisionとイアン・カーティスだったり、ツェッペリンやビートルズだったり)とは違って、そこまでの思い入れは持てなかった。

なので本作もそれほど観ようという気にはなってなかったのだけど、あまりにも多くの周囲の同世代の人々から絶対に見るべき!とすすめられて、その度に「まだ観てないけど、観てみるね」と返事し続けるのもなぁと、かなり消極的な気持ちでようやく観たのだった。たまたま会社を早く終えられる日が1日で割引デーに重なってたけど、流石にこの時期となると空いてて落ち着いて観れた。

…と、非常に面倒臭い前置きになってしまったけど、思い入れのなさ故に史実がどうかという点には拘らず(多分違うな、とわかるところもあるけど、とにかくブライアン・メイとロジャー・テイラーがいいと言ってんだから、いいのだろうと流す)、逆にせっかくのクイーンの映画なのに、クイーンじゃない架空のバンドの青春物語的な感じで楽しんでしまった。たまたまBGMがクイーンの曲だった、というような。

もちろん、フレディ・マーキュリーの異端者ぶりとその裏にあったであろう悩みが軸になっていて、そこから自分が何者で何をすべきかがわかって、あるがままの自分を受け入れられなかった父との和解を経てライブ・エイドに向かうところは感動的だったし、フレディ・マーキュリーという実在の人物と、「何が起こってるんだ?」と感動しながら観たライブ・エイドという史実が、それらにハマって、よくできてると思った。ひょっとするとその辺りが、あまりにわかりやすく綺麗に描かれていて、逆に嘘っぽく感じてしまって入り込めなかったのかもしれない。

残りは、断片的な感想を。

予告編を観たときに、ブライアン・メイの再現性の高さ(本人か?と思ったほど)とフレディ・マーキュリーの違和感が気になってたが、ラミ・マレックの演技のおかげか、それほど気にならなかった。イメージとしてフレディ・マーキュリーのガタイの良さがずっと記憶にあったが、調べてみると177cm、ラミは175cmで2cmしか違わない。骨格の差なのかな…。
ロジャー・テイラーは本人の方がイケメンかな。ジョン・ディーコンは…そもそもクイーンでパッと名前が言えるのは3人までやった(笑)

オープニングでマイク・マイヤーズの名前を見つけて、どこで出てくるのか?と注意してたけどわからず、後で調べたら、そうかあのおっさんか(笑)マイク・マイヤーズはウェインズ・ワールドつながりで、やはり出ないとダメやろう。
このシーンは本当に大好きなシーン。

ライブ・エイドは最近まで録画したビデオがあったはずなのだけど、どうなったのかわからない…。
当時確かフジテレビが中継していたと思うけど、割と急遽決まって段取りとかもない感じで、ライブの中継というよりはニュースの実況中継のような雰囲気で、当時高校生の僕にとってすごく歴史的なことに感じられたものだった。観たアーティストの中ではツェッペリンとエリック・クラプトンがすごく印象に残ってる。

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