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2018.05.19

「ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現」

人類の意識レベルが発展するにつれて、社会を支える組織制度も進化していく、現在は「達成型(オレンジ)」パラダイム」(ただその前の段階の「順応型(アンバー)」の日本企業も多い気はするけど)であるが、さらに「多元型(グリーン)」「進化型(ティール)」へと進むことができるという。

とても刺激的な主張で、前半はワクワクしながら読んだのだが、後半はスピリチュアルな方向に話が行ってしまい、ついていけなかった。まだ自分はこの進化を丸ごとは受け入れられないのだろう…。

やはり、つっこみたくなったのは以下の点。
・他に先駆けて進化型(ティール)組織へ移行した企業の成功例が紹介されているが、結局のところ「優秀な人の自主性を重んじて、足枷となる管理を無くした」だけのことではないのか?
・あたかも利益は後からついてきた、みたいな書き方をしているが、ではどうやってサービスや製品の販売価格を決めるのか?市場価格と同じにして、従業員のやる気(優秀さ)で顧客満足度が高い一方で、管理費が削減されているので、利益率が高くて儲かってしまう、みたいな感じなのか?そうとは思えず、結局会社が継続できるだけの利益を設定しているのではないのか?
・全ての企業が進化型に移行したら、どうなるのだろう?

最後の部分は、そもそも現在の資本主義経済の限界が見えてきているなかで、より大きな観点で考えるべきことかもしれない。
そういう刺激を与えてくれる本であることは間違いないと思う。

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