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July 2017

2017.07.30

「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気

小学から中学の頃にかけて、テレビでよくみてた「宇宙戦艦ヤマト」。そのくらいの歳でも、作品が回を重ねるたびに迷走していることは感じてたが、裏側がこんなだったとは全く想像できない。

ただ本書がすごいのは、その裏側に関心を持って読み始めたにも関わらず、最終的にはヤマト制作の裏側自体はどうでもよくなり、ヤマトはこの西崎義展という人物の破天荒な一生がフィクションでないことを実感するための材料に成り下がるところだ。

総合プロデューサーとして、自分で集めた金を使って、作品=自分自身を世に認めさせるものにするために何でもやるという生き方(きれいごとではなく、法を破ること、他人の人生を狂わせることも厭わない)は、まさに狂気という言葉しかない。
経営者目線で現場に介入してくる厄介な人物というと、スティーブ・ジョブズなんかにも通じるところはありそうだけど、こちらの方がタチは悪い。

それでも、読後はどこか爽やかになって元気が湧いてくるという、怪書だった。

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2017.07.23

スター・トレック BEYOND

リブートシリーズの中では一番つまらなかった。

もちろん、おもしろい部分はたくさんあったのだけど(ゲスト?キャラクターのジェイラもよかった)、全体としてみるとあまりに見飽きた展開ばかり。いい加減、都合よく何か一つのボタンで全ての敵が滅ぶみたいなのはやめてほしい。

J.J.エイブラムスがStarWarsのために監督できなかったとのことだが、次があるなら、万全の体制でやらないとこのリブートシリーズももう終わってしまいそう。

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2017.07.22

ル・マン ~レースに懸ける男たち~

2015年のル・マン24時間レースのドキュメンタリー番組。6エピソードから構成されている。

高校生の頃、おそらく小学生の頃のスーパーカーブームの影響か、自動車レースが大好きで、特にWEC、それもル・マンが好きだった。当時は地上波で一部中継もあったし、後で1時間ほどのドキュメンタリーも放送されてた(いくつかは今でもビデオに残ってるはずだけど…)。

なので、LMP1のチーム中心にレース前からレース終了までを丁寧に描いたこの番組は、とても楽しめた。
特にドラマチックだった昨年のトヨタや、今年の分もやってほしい。

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2017.07.18

ジャージー・ボーイズ

実話にもとづくミュージカルをベースにした作品。

以下、ネタバレあり。

フランキーが自らの半生を振り返って最高の時という場面を表したラストシーンはすごくよかった。けどクリント・イーストウッドがやる作品ではないのでは?という疑問は拭えず。

そして、IMDbの次のtriviaをみて興ざめ。他の映画でもそうだけど、こういうのは演出のためとはいえ行き過ぎはよくない。

Perhaps for dramatic purposes, Frankie is depicted as having recorded "Can't Take My Eyes Off You," his first single as a solo artist, months after his daughter's drug overdose. In real life, Francine Valli passed away in 1980, and "Can't Take My Eyes Off You" was recorded thirteen years earlier, in 1967... after Frankie Valli had already established a solo career (though none of his prior singles matched the success of this one).

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2017.07.17

VRゴーグル

imageVRコンテンツが結構あることと、VRゴーグルは安い製品もたくさんあることに気がついて、買ってみることにした。

最初に買ったのは見た目しっかりしたプラスチックの製品。1,000円ちょっとのわりにピント調整機能も付いてて、これで十分という感じ。VRコンテンツとしてはGoogle Spotlight Storiesが、よかった。そのほかにもVR Roller Coasterなんかもよかった。少し変わったものではSonyが映画PixelsのゲームとしてリリースしていたVRのPac-man(タイトルはPixelsだけど、今はなぜか見つからない…)。

当然、Google Street ViewでVRに対応している場所もたくさんあって(ベルサイユ宮殿とか軍艦島とか)、それもよいのだが、ここで問題が。Google Street Viewの場合、移動できることを表す矢印が出た状態で画面の中央をタッチすることでそちらへ移動できるのだが、このVRゴーグルにiPhoneをセットしていると画面をタッチすることができない。
いろいろ調べてわかったのだが、GoogleのCardboardではゴーグルの横にボタンがついていてこれを押すと画面をタッチできるようになっているのだった。

やはり自由に移動できないと、ということで今度はCardboardベースのものも買うことに。700円程度(設計図は公開されているので自分で作る手間をかければもっと安く作れる)だったが思ったよりちゃんとしていて、移動もできるようになって快適だった。

最初に買ったのはこれ。

○価格の割にしっかりしてる
○ピントの調整はしやすい
×ボタンが押せない
×スマホを挟む方式だが、これがきつくてカバーをつけたiPhone7だと取り外しに力が必要

次に買ったのがこちら。

○ボタンが押せる
×ピントの調整がついていないのでスマホの取り付け方で調整するしかない。ただ距離をとるとボタンが押せなくなるなど調整にコツが必要。
×先のものに比べてやはり作りはちゃっちいし、グラスもあまりよくない。

ということで、ボタンのついたプラスチック製のまともなVRゴーグルがあればよいのに。

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2017.07.09

「大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した」

一般教養として、単純な興味から読んでみたのだが、思った以上におもしろかった。

よりハードルを低く、万人ウケする方向へ変容した宗派が、結果として多くの信者を獲得して生き残ってきた様子がよくわかる。

「よりスピーディーに悟りを開ける方向」という表現がツボで、エンターテインメントの世界に通じるものだ。
楽しさを得るまでのコストが低いものが一般には受け入れられ、それが競争の軸になって行く。もともとの教えに含まれていた輪廻転生を活かした時間軸の広がり(輪廻転生の中でブッダに何度も出会う)から、パラレルワールド的な空間軸の広がり(無限の多世界が存在しその中にブッダがいる世界が多くある)まで、何でもありなところがおもしろい。

以前読んだイスラム教に関する本で、やたら「ポイント」を稼ぐ活動が重視されていることが、宗教的な活動に熱心な要因なのかと思ったのだが、仏教にもそういう要素があるというのも初めて知った。

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2017.07.04

トップ・ハット

「カイロの紫のバラ」のネタバレあり。

「カイロの紫のバラ」のラストでミア・ファロー演じるセシリアが観ていた映画。

このラスト、泣いていたセシリアが、このトップ・ハットのダンスシーンを観ながら映画に没頭して行く様子をどう解釈すべきかがわからなかった。
ハッピーエンドでないことは確かにしても、厳しい現実から束の間の現実逃避をしているセシリアを意地悪に描いたものなのか、辛い状況でも生きる力を与えられる映画の素晴らしさを描いたものなのか。

これはもう、トップ・ハットをみてみないとウディ・アレンの真意には近づけないと思って本作を観たのだった。

で、本作だが、ドタバタなコメディだけど楽しいし、ダンスシーンは曲もよくて見入ってしまう。
みおわった後、楽しくて幸せな気分になれる映画だった。

つまり、セシリアはどんなに辛くても、素晴らしい映画と出会いながら前向きに生きていく、という結末だったのだ!
少なくとも僕はそう思えた。

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2017.07.02

アベンジャーズ

これでMCUフェーズ1制覇!
マーベルヒーローが大集合して宇宙からの侵略者相手に暴れまくる、という単純な話ではあるけど、スカッとみれておもしろい。

何よりハルクの暴れっぷりがすごかった。みる前は、一番使えんやつやろう…などと思っていて申し訳ないくらいに、強い!
ロキをボコボコにするところは笑ってしまった。

エージェント・オブ・シールドやアイアンマン3をみてて、若干わからないところがあったのも、これで解消された。
次はフェーズ2の残り作品をみていかないと。

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2017.07.01

ヒア アフター

死と死後の世界を扱った作品は、評価が難しい。
唯一よいと思ったところはそれらを、ただの泣かせるための道具に感じさせていない点だろうか。
クリント・イーストウッドが真面目に死について考えて作ったように感じた。

ただ、クリント・イーストウッド監督作品として、インビクタスJ・エドガーの間に作られたもので、この時期は「よい作品」止まりが続いている印象。

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