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April 2017

2017.04.29

早川義夫「たましいの場所」

たましいの場所 (ちくま文庫)伝説のバンド、ジャックスを解散後短いソロ活動を経て、音楽活動から離れて書店主になって23年後の1994年に活動を再開した著者。

ジャックスはあまり好きではなかったのだが、活動再開後のソロアルバムを友人が聞いていて、それが心に刺さったのを覚えている。「言う者は知らず、知る者は言わず」は今でも愛聴盤。

やはり独特の感性(陳腐な表現だけど)を持った人なんだなと実感した。
仕事の上でも以下の言葉は心に刻んでおきたいと思った。(このブログは批評なんて大げさなものじゃないので、好き勝手書くだけですが)

「だいたい、批評したがる人は、ものを作らない。ものを作っている人は、人を批評しない。人を批評する暇があったら、自分を批評する。なぜなら、自分を見つめた時に、作品は生まれて来るからだ。人を貶したり、悪口を言ってる間は、ものを作れていない時である。褒めるのは、創作につながり、悪口は、嫉妬から生まれる。」
「本当の批評は、人のことより、自分のことを書く。自分がいったい何者なのかを書く。」


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2017.04.28

カイロの紫のバラ

カイロの紫のバラ [DVD]ミア・ファローがとにかくチャーミング!古い表現だけど、あの髪型や服の雰囲気は1985年頃、確かに流行ってた気がして懐かしい。

ツラい現実から逃げるために映画館に通う主人公の前に、スクリーンから憧れの劇中の人物が出てくる。
単純なファンタジーと思いきや、やはりウディ・アレン、展開もおもしろい。

以下、ネタバレあり。

そして最後は意外にも切ない幕切れ。

トム・バクスターがスクリーンから出てくる場面もそうだったけど、ミア・ファローのあんな顔を見せられたら、本当に胸が締め付けられる…。

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2017.04.26

戦略大作戦

戦略大作戦 [DVD]第二次大戦中、ドイツ軍に占領された街に大量の金塊があるという情報を得たことから、任務そっちのけで金塊強奪に向かうアメリカ軍兵士たち。
クリント・イーストウッド主演ということでみてみたけど。

以下、ネタバレあり。

ラスト近くの西部劇風の演出をみて、とことんふざけきったなあ!と感心したけど、ストーリーはそれほどは面白くなかった。
敵はまだしも、味方まで結構死んでしまってるし、そんな彼らの取り分は全く考えてないみたいだし…。

とても若くてびっくりなドナルド・サザーランド演じるオドホールの、コワれてる感じ(これはいい味が出てる)が、この映画の雰囲気そのものだった。

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2017.04.23

シン・ゴジラ

シン・ゴジラいろいろと話題になっていたので気になってたのだが、うまくネットなどのメディアを使って話題作りしたのだなぁという感想。

僕は楽しめたけどB級映画的で、そんなに幅広い層が楽しめる作品ではないので、大ヒットしたというのが意外だった(特に家族で観に行くものではなさそうだし)。

まあ、日本の映画のヒットというのは、ある程度映画やサブカルチャーが好きな人の間で盛り上がればそれくらいの数字になるということかもしれないけど…。

これまでのゴジラシリーズと大きく違うのは、やはり細かさだろうか。
大河ドラマでやったらどうかと思うくらい(やったら絶対にみる)、多くの登場人物や情報がぎっしり詰め込まれていて、それぞれの背景を連想させる作りにはなっていた。

以下、ネタバレあり。

ビジュアル的にも、ゴジラのインパクトのある攻撃、次々に破壊される見慣れた東京の高層ビル群、新幹線や在来線爆弾など見所も多い。
そして人類を圧倒するゴジラに、腹をくくって知恵を結集して立ち向かう人々というのが一つの大きなテーマになっている。

ただ、乱暴にいうと「踊る大捜査線(前半では「事件は会議室で…」というセリフが何度も頭をよぎる)+ゴジラシリーズ」という構成が安易に見えてしまうところが、悪い意味ではないけどB級映画という感想を抱いてしまう。おもしろいのだけど。

偶然だろうが、この映画、グエムルを思い出させるところが多い。
もともとグエムルがゴジラを思わせるような汚染物質から生まれたものなので似ているのは当然としても、アメリカへの不信感というものが繰り返し述べられる部分は、自分が普段あまりそう思っていなかっただけに興味深かった。

それは別としてもグエムルはグエムルで本当におもしろいB級カルト映画なのでおすすめ。


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2017.04.22

ペントハウス

ペントハウス [DVD]エディー・マーフィーとベン・スティラーという組み合わせなのだから、もっとバカっぽいものを期待したのだが、ベン・スティラーがまともな役すぎ。スタスキー&ハッチよりさらにマジメな感じ。

元はエディー・マーフィーの案で、黒人版オーシャンズ11という構想だったとかで、そのパロディっぽいわけでもなく、まともにその路線で作ったという感じ。
まずまずおもしろかったけど、コメディらしさとのバランスは悪い気がした。

このタワー、トランプ・タワーっぽいと思ってたら、やはりそうだった

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2017.04.18

寒い国から帰ったスパイ

The Spy Who Came In From The Cold [Import anglais]派手なアクションやハラハラドキドキの展開もないけど、まさに暗闘という騙し合いが淡々と描かれたスパイ映画。

以下、ネタバレあり。

何度かのどんでん返しもおもしろいが、それまでほぼ感情を表すことのなかった主人公が、恋人と逃走する車中で感情を吐露するシーンからの、ドラマチックなラストがよかった。
BBCのテレビシリーズにもなるようで、絶対にみたい!

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2017.04.15

J・エドガー

J・エドガー [DVD]イーストウッド監督作品なのでみたが、フーバー長官とFBIに関する知識不足もあり、地味な映画という感想。

インビクタスもそうだったが、やはり史実を元にしたものは仕方ないのか。
あと、加齢メイクがどうしても不自然で、コントっぽくみえる。

それでもクライドやヘレンとの長年に渡る信頼と友情はよく描けていたし、それだけに、フーバーに関する知識がもっとあればもっと感動できたのかもと残念。

ヘレンを演じていたのがナオミ・ワッツとは全然気づかなかった。エドガーの死の前後の演技は印象的だった。

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2017.04.12

「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤

「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤 (講談社現代新書)サイバーパンク大好きな立場からすると、脳はデジタル化だって可能(ROM人格構造物とか)と思いたい。

けれど本書は、意識は脳内の物理的現象だけで説明できるものではなく、身体や環境を含めた「脳の来歴」が重要なのだと主張している。逆さメガネへの適応など、根拠としてあげられている実験はどれも興味深い。

意識の外側の話は、今読んでる「ファスト&スロー」のシステム1とシステム2の話とも整合性があって、この分野は本当におもしろい。

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2017.04.04

ブラッド・ワーク

ブラッド・ワーク 特別版 [DVD]クリント・イーストウッド監督・主演作品。

犯人に迫っていく謎解きの部分も見応えがあって、楽しめた。

以下ネタバレあり。

ジェフ・ダニエルズは配役的に怪しいよなぁ…。

ラストはテリーが罪の意識からグラシエラたちの元を黙って去る、というのを予想したけど、意外にもほのぼのエンドだった。原作がそうなのかな?

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2017.04.02

007 スペクター

007 スペクター 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]スカイフォールがよかっただけに、ちょっと期待はずれ。

世界中のテロの背後にある巨大で邪悪な組織、その陰謀が主人公が属する国家諜報機関にも及び主人公たちは反逆者扱いされるなど、ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイションといろいろと被ってて混乱した。

007シリーズには疎いのでこのSPECTREという組織のことも知らなかったこともあるかもしれない。
ボンド・カーはめちゃカッコよかった。

以下ネタバレあり。

SPECTREのトップとジェームズ・ボンドとの幼少期からの因縁とか出てくるのも違和感があった。

"C"がシャーロックのモリアーティ役の人だという時点で半分予想がついて、その通りだったのも残念。
あとは全体的に007の行き当たりばったりで運頼みの行動が、いつもより目立った気がした。

殺しからの決別を思わせるラストで、ダニエル・クレイグのボンドは終わりなのかと思ったけど、続編もあるらしい。

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