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August 2016

2016.08.31

「BORN TO RUN 走るために生まれた」

BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”知人が500kmとかいう距離のマラソンを走ったという話を聞いてウルトラマラソンには興味を持っていた(自分が走るとかいうのは論外だけど)。本書についてはあまり内容を知らずに、ただ「走ることだけでこんな1冊の本にできるのかな?(村上春樹のエッセイは別として)」という好奇心だけで読み始めたのだが、予想を大きく裏切っておもしろくて感動的な本だった!

ハードボイルド小説っぽい導入部から、現実の話なのかフィクションなのか戸惑いながら読み進めると、「走る民族(ララムリ)」、タラウマラ族の驚異的な習性や、続々と現れる個性的なウルトラランナー、走ることを武器として生き残ってきた人類の身体、そして銅峡谷での伝説的なレースへという巧みな展開にどんどん引き込まれていく。

タラウマラ族を含めて、ここに出てくる超人的なウルトラランナーってヤク的なものを使っているかどうかは別として、本来働かないといけない精神的なリミッターが壊れているという印象。そういう何でもありの状態で走るマラソン(42.195km)の世界記録がどうなるのかもちょっとみてみたい。

ウルトラマラソンのシド&ナンシーにしかみえないジェンとビリーは特に魅力的だった。二人が傾倒したケルアックの「ザ・ダルマ・バムズ」は読んでみたい。

これは映画化されたら絶対みに行く。

2016.08.06

「ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法」

ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法データに着眼している点では同じでも、「マネーボール」とはもう別次元の話だと思った。

データ分析も進化しているのだろうが、それ以上に進化しているのがデータ収集側のテクノロジー。
少し前からピッチャーのボールの回転数などがスポーツ記事に出てきているのには気づいてたけど、その背後にはPITCHf/xやStatcastがあることがよくわかった。
これらのテクノロジーによって野球が変わることは間違いないと思うし、どうなるのかとても興味がある。さらに言えばプロ野球の究極の目的は球団の収益だろうから、勝つことを目標にすることは、観客を呼べる勝ち方を求める方向にも変わっていくとも思う。(そういう意味でバントの是非もデータ分析の観点から明らかにしてほしい)

そして(MLBもみるけど)日本のプロ野球ファンとしてはやはり残念な気持ちになる。市場規模が全く違うのでMLBと比べることは適切ではないにしても、ドラフト制度からこういうテクノロジーの導入に至るまで、とにかく差がどんどん開いていく気がする。
特定の1球団が牛耳る田舎社会みたいな今のNPBももっと変わらないと。

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