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April 2014

2014.04.29

迷子の警察音楽隊

迷子の警察音楽隊 [DVD]ひねくれた観方は承知で書くと、ちょっとあざとすぎる気がして楽しめなかった。

真面目なエジプト警察音楽隊とイスラエルの人たちが手違いで一晩をともに過ごすという設定は期待が持てた。

が、結局のところ登場人物の朴訥さばかりが強調されて、観客を癒してあげようと迫られてる気分になってきた。
隊長とディナなど、もう少しさり気なく使えば味のある役者が揃っていただけに残念。

エジプトとイスラエルの文化の違いなどがわかってるともっとおもしろかったのかもしれない。

エンディングや途中で出てくるアラブ風のポップソングはFairuzを思い出して、いい感じだった。

2014.04.26

「マネー・ボール」

マネー・ボール〔完全版〕 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)映画もおもしろかったが、原作はさらにおもしろかった。

映画はブラッド・ピット主演ということで、主人公であるビリー・ビーンばかり目立った印象だった。

原作はアスレチックスの20連勝という偉業から逆算して、ビリー・ビーン、そして彼が拾ってきたスコット・ハッテバーグ、チャド・ブラッドフォード、それぞれの野球人生について細かく描かれている。

それだけに20連勝を達成したゲーム(ブラッドフォードは救援失敗するが、ハッテバーグのサヨナラホームランで勝利する!)の場面は感動的だった。

ビリー・ビーン以前からの、データを重視する野球の歴史も細かく説明されており、何冊か読んでみたい本も出てきた(ビル・ジェイムズ、ピート・バーマーとあるがPete Palmerが正しい - たちの著作)。残念ながら入手できなさそうだけど…。
ついでに自分でも日本のプロ野球で何かやってみたいとも思った。もうちょっといろんなデータが簡単に入手できるといいのに(中継サイトからウェブスクレイピングしたら怒られるかな)。

後日談、古い勢力からの猛反発など、も興味深かった。

ダイヤルMを廻せ!

ダイヤルMを廻せ!  3D&2D [Blu-ray]コロンボとか古畑任三郎とか、これの影響で作られたものを先にたくさんみてるので純粋な評価はできない。

以下、ネタバレあり。

けれどそれらの作品を凝縮したもの、パズルをはめていくように徐々に犯人を追い詰め、最後のピースは犯人自らにはめさせるという爽快感、があり、決してそれらの作品に負けているわけではない。

唯一弱いと感じたのは、残酷に追い詰められる犯人にも可哀想な事情があったことかな。

それにしても、やはり時刻同期は重要です(笑)

2014.04.19

「採用基準」

採用基準タイトルからして、あまり自分に関係ないかと思ってたのだが、リーダー論に関する部分(3章:さまざまな概念と混同されるリーダーシップ、4章:リーダーがなすべき4つのタスク)は読みごたえがあった。もっと早く読んでおけばよかった。

今の会社の社長が変わって、部門に求めらることが厳しいが明確になり、自分自身の役割についてもはっきりして新たなチャレンジができるようになった。
それで以前よりリーダーシップについて(漠然と社長の役割について、だったけど)考えることが多くなってたので、ちょうどよいタイミングだったというのもあるかもしれない。

レビューにはちらほらとマッキンゼー褒めすぎというのもあるが(あとがきで編集者からも指摘されていたとも書いてる)、日本の大企業に絶望した身としては、厳しい環境とは思うがうらやましい。
リクルートに行った学生時代の先輩たちの話を聞いてたので、それに近いとも思った。

2014.04.08

ジュリー&ジュリア

ジュリー&ジュリア [Blu-ray]ジュリア・チャイルドという人のことはまったく知らなかった。日本で言えば小林カツ代あたりだろうか?

ただし作品中にも出てくるが、コメディアンにモノマネされるほどキャラの立つ人というのは思い浮かばないな…(かすかな記憶でそういう人が昔いた気もするのだが、思い出せない)。

このジュリアが書いた本のレシピをすべて作ってみることに挑戦し、これをブログに書いたジュリーの話も実話で、本当にブログも読める(当時のままではないみたいだけど)。

別の時代を過ごしながらも、料理をきっかけに思わぬ方向へ人生が進むという共通点を持つ二人をほのぼのとしたタッチで描いていて、起伏の少ないストーリーだけど楽しめた。

ジュリーを演じたエイミー・アダムスがよかった(今年のアカデミー賞の授賞式でちょうど気になってた女優だった)。

また、ジュリアを演じるメリル・ストリープは確かにウマいのだけど、ちょっとモノマネっぽいかな…。
ジュリアはかなり身長が高かったようで、撮影の仕方やハイヒールなどでメリル・ストリープもでかくなっている。さすがに役者根性の固まりのメリル・ストリープでも役作りで背は伸ばせない(笑)

意外な人というところでは、ジュリアの妹のドロシー(やはりでかい)はGleeのスー役の人だった!

2014.04.06

ボブ・ディラン30周年記念コンサート

ボブ・ディラン30周年記念コンサート [Blu-ray]NHKで放送されたものをみた(amazonレビューをみるとBlu-ray版では収録されていない曲があるらしい)。

映像も綺麗だし、もっと最近のLiveだと思ってみていたが、ルー・リードはまだしも、ジョニー・キャッシュ(ジューンも)が出てきたところでビックリしてあらためて収録日を調べたら1992年10月だった(試験放送段階のハイビジョンで収録されていたとのこと)。

ジョージ・ハリスンが出たところでさらにしみじみとなる。エリック・クラプトンも当然今より若い。

シンニード・オコナーがローマ法王のスキャンダル絡みでブーイングを浴びて予定していた曲をやらなかった、というのはニュースでみたけど、このコンサートでの出来事だとは忘れてた。あの状況で急遽ボブ・マーリーのwarを怒りに任せてアカペラで歌うというのも凄い。

ニール・ヤングの"All Along the Watchtower"もかっこいいし、「天国の扉」ではボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュ、エリック・クラプトン(ブラッキーでソロを弾く)、ジョージ・ハリスン、ニール・ヤング、ルー・リード、ロン・ウッドが同じステージに立ってて感無量だった。

こんな光景を最近みたな…と考えてみると歴代レギュラーが集った笑っていいとものフィナーレだった(笑)

2014.04.05

ウエスタン

ウエスタン [DVD]マカロニウエスタンは大好きだけど、何作かみたら十分と思ってた。こんなしびれる名作をみてなかったなんて!

ストーリーとかそういうものじゃない何かに完全にやられた。
思いつくまま挙げていくしかないのだが。

冒頭の駅のシーンから引きこまれてしまう異様なまでの緊張感。
とにかくかっこよすぎる音楽(今聴くと明らかに古いセンスのものもあるけど)。

顔芸と紙一重の個性的な顔立ちだが、渋すぎる役者たち。チャールズ・ブロンソンはやはりこの頃がいいと思うし、ヘンリー・フォンダの悪役顔もエグい。

キカイダーを思わせる(時代的に逆だけど)主人公のハーモニカ。
この時代にこんな化粧の女性がいたのか?という疑問を吹き飛ばすClaudia Cardinale。三白眼の魅力にはじめて気づいたかも。

ペイルライダーは本作からかなり影響を受けているという発見もあった。

以下、ネタバレあり。

ラストの決闘シーンの音楽も素晴らしい。

血なまぐさいガンマン・侍が力を持つ世界から、ビジネスや普通の民の労働が力を持つ世界への移ろいを描くところは「七人の侍」の影響を感じさせる。

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