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March 2014

2014.03.30

月に囚われた男

月に囚(とら)われた男 [Blu-ray]「2001年宇宙の旅」とそれに影響を受けたDavid Bowieの"Space Oddity"(とその後の作品)、どちらも今でも大好きな作品だ。

本作はDavid Bowieの息子Duncan Jonesによるもので、「2001年宇宙の旅」へのオマージュが隠すことなく表現されていた。冒頭のランニングマシンで走る男の場面から、採掘基地内部、月面の描写、そしてガーティ(HALだ!声はケビン・スペイシー)…。

みていて、わけがわからない高揚感が湧いてきたし、「2001年宇宙の旅」の無機質な感覚に対して後半の人間を感じる展開もよかった。

少なくとも僕と同じように「2001年宇宙の旅」とDavid Bowieが好きな人はみるべき映画だと思う。

以下、ネタバレあり。

残念だったところは宇宙で孤独にすごす使い捨てのクローン、という設定が陳腐なところ。
ラストもうまくいきすぎなハッピーエンドっぽく、サブカル要素を詰め込んだ良作という枠をはみ出すものになっていない。

ただ、この映画はDuncan Jonesの長編映画監督デビュー作で5億円くらいの予算で作られた作品とのことなので、今後に期待はしたい。

2014.03.29

カプリコン・1

カプリコン・1 [DVD]アポロ計画捏造説を舞台を火星に変えて映像化した、という感じの映画。

あのO・J・シンプソンも出てるし、Friendsのロスの父役のElliott Gouldがスクープを追う記者役で主演している。(Elliott GouldはBarbra Streisandと結婚してたとは知らなかった!)

時代のせいなのか、演出も何もかも今みると古くさすぎる。空撮は当時としてはすごかったのかもしれないが、あまりにも見せつけすぎ。

が、問題はそこではなくて…。
以下、ネタバレあり。

とにかく捏造推進側が手ぬるすぎる。
真実を知る人間を増やせないから派手にはできないのはわかるが、車に細工したり銃撃したりするのだったら、間違いなく仕留めないと。
そもそも宇宙飛行士も生け捕りじゃなくて、会議室で消す以外の選択肢はなかったはず。

そこまでやる相手だからこそ、サスペンス・アクションとして成立するのに、こんなヌルい相手なのでみててもハラハラ・ドキドキしない。

もう少しストーリーに肉付けして(もう一つくらい陰謀をくっつける)リメイクしたらおもしろそうな映画だとは思う。

2014.03.23

アメリカン・ヒストリーX

アメリカン・ヒストリーX [Blu-ray]映画好きの人と、これは見るべき映画を互いにあげていってたのだが、だいたいかぶってた中で知らなかった映画がこれだった。

エドワード・ノートンの気合みたいなものを感じたし(この映画に出演するために「プライベート・ライアン」を断った)、こういう映画を撮ることの意味も感じられた。
ただ、このタイプの映画はいつも言うけど、映画としての評価は難しい。

他のキャストもよかったと思う。何よりターミネーター2でジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロングを久しぶりにみた!
あと、シスコ司令官(スタートレックDS9)とロスのお父さん(Friends)がいっしょに出てるのは混乱した。

以下、ネタバレあり。

ハッピーエンドはありえないことはわかってたものの、そう来るかというラストではあった。

ダニーのレポートにある「怒りにまかせるには人生は短すぎる」という言葉は最近周りにイライラすることが多かっただけに胸に刻みたい。

2014.03.21

ブラック・スワン

ブラック・スワン [Blu-ray]白鳥の湖というとドカベンの殿馬の顔しか浮かんでこない世代だけど(笑)、これはかなりおもしろかった。
主人公のニナを演じるナタリー・ポートマンの体当たり感もすごかった。

バレエの主役に抜擢されたニナがはまりこんでいく苦悩の泥沼と、彼女の周りに起こる不思議な出来事の数々…。

以下、ネタバレあり。

夢(幻覚)なのか現実なのか、サスペンスなのかホラー・ファンタジーなのか。
どちらかわからないまま中盤まで進み、ニナが黒鳥に変態しかけるところでスイミング・プールみたいに、芸術家が作品を産む苦しみを幻覚で表現してるのか!と解釈した。

この時点でハッピーエンドを確信したので、あのラストにはやられた。一部は現実だった。
アメリカ映画っぽくないなと思ったら監督はレスラー撮った人で納得した。

恒例のIMDbのtriviaから拾うと、やはりダンスシーンのことがいくつかあった。ダンスの代役はいたが、それをあまり明かしたくない制作側と食い違いがあった模様。制作側は80%以上はナタリー・ポートマンが実際に踊っているという主張とのこと。
あまりそこは気にならないくらい、他の部分でナタリー・ポートマンは十分がんばっていたと思う。

ほぼちょい役だけど、ウィノナ・ライダーも怖い。

2014.03.16

アーティスト

アーティスト コレクターズ・エディション [Blu-ray]ストーリーはありきたりと言えるけど、それも含めた映像・音楽でサイレント映画とその時代へのリスペクトを表現した(と感じる)映画。

IMDbのtriviaを読んでみるとその時代になるべく忠実に22FPSで撮影したりズームを使わなかったり、というこだわりが読める。この主人公と同じようにトーキーに移行したことで不遇をかこった2人の俳優がモデルとも書いてある。

以下、ネタバレあり。

途中、トーキーへの恐怖感のために実際の音が聴こえだすが、これを拒絶することで無音が続く。当然どこかで音が聴こえるようになるのだろうとは思ってみてたが、本当にラスト、それも思ったよりさりげない感じでストンと落とす感じだった。

そういうところは、さすがフランス映画だと思った。

2014.03.04

リミットレス

リミットレス [Blu-ray]謎の薬NZT48(日本人ならツッコむところだろう)を飲んで脳の力をフルに使う「超人」になった男の話。
当然、オーソドックスに超人になった天国から地獄へと落ちるところでドキドキさせられる展開となる。

以下、ネタバレ。

この落ちる部分は、ズルして掴みかけた成功とはいえ、それを失うというドキドキ感があってよかったと思う。
そこからの展開も予想と違う方向に進み、オチへの期待が高まったのだが…。

あのラストはない。
あれだけ苦労した問題が勝手に解決したというだけやん!(読み切れていない意味でもあったのだろうか?)

2014.03.03

アイデンティティー

アイデンティティー [Blu-ray]冒頭の展開というか映画としてのタッチが、わざとなのかもしれないけど、やたら混乱を招くようなもので、「?」となる。
だが、急転し続けるストーリーに引き込まれていく。

結論としては、みて損はない映画だと思う。

以下、ネタバレあり。

多重人格が実際のところどうなのかわからないけど、作られた人格同士が一同に介するというところが受け入れられるかどうかがこの映画の評価の分かれ目になりそう。

受け入れてしまって、何でもありの世界なので何でも納得してやるぞと思ってみてると、一応ラストで辻褄もあわせてくれて(いや、完全にアイツの存在忘れてましたw)ちゃんと楽しめたのがよかった。

2014.03.02

ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト

ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト デラックス版 [Blu-ray]学生時代から周りはみんなストーンズ好きで、バンドでも何曲かやったしで、好きな曲もけっこうある。
けれど、なぜか疎遠だったストーンズ。

ビートルズと比べるのも無意味だけど、ビートルズのサイケ路線の尖りっぷりに比べて音楽的には極めて普通な印象を持ってしまってたからかな、と思う。

ただ最近になると、尖った音楽にこだわることもなく、ボブ・ディランでもジョニー・キャッシュでも楽しめるようになってて、この映画をみてストーンズもそれらと同じように楽しめることに気がついた。

この賞味期限の長さは凄いし、この映画が撮影されたころで60代後半くらいのメンバーがみんなまだエネルギッシュなのも凄い。

熱狂的なファンとして記録的にみたいわけではないので、編集も映像もよかったと思う。昔のインタビュー映像もおもしろかった。
ただ、スコセッシが出てきすぎなのはちょっと…(笑)

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