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January 2014

2014.01.29

「経済学者の栄光と敗北 ケインズからクルーグマンまで14人の物語」

経済学者の栄光と敗北 ケインズからクルーグマンまで14人の物語 (朝日新書)Kindle版が安くなってたのと、経済学というものについてほとんど何も知らない自分に気づいたので、読んでみた。

著名な経済学者を紹介しながら、経済学を俯瞰し、実際にそれらがどのように歴史に影響を与えてきたかについて述べてある。
正直、読んでて飽きてくるところもあったのだが、多くのことがわかった気にはなれた。

経済学というのは思ってたよりもいい加減なもので、結局のところ人々の心理などの不確実性をモデル化できないまま、金融工学など「固い」部分だけが発展してきたものだと感じた(著者は経済学者ではない分、やや意地悪く経済学をみているというのもあるかもしれない)。

これまでは新聞やテレビでいろいろな経済学者が言うことが違うのは、パラメータ設定の違い程度の差と思ってたが、もっと根本的なところでわかってないことも多くて未だ諸説あるもののようだ。

政治の市場への介入にしても、やり方からその程度まで多くの主張があり、結果論として政策が失敗したかどうかは言えても、今どうすべきかを言うことは難しいようだ。

紹介されていた経済学者の中では「この30年間というもの、現代経済学は良くいって驚くべき無能をさらし、悪くいってしまえば事実上の加害者であり続けたのです」などと言ってしまうクルーグマン(著者も「ここまで口にした者なら、経済学者などやめてしまうべきだと思うのだが」と書いている)と、アメリカ主導のグローバリズムを批判し、「ウォール街占拠」に参加までしてしまうスティグリッツが気になった。

ドラッカーの「創作」(書いたり語ったことが事実と違うことが多く、周囲とトラブルになる)も意外だった。

2014.01.28

インセプション

インセプション [Blu-ray]普通におもしろかった。が、ちょっと普通すぎたか。

以下、ネタバレあり。

昔から夢か現かという感覚が大好きで(ドラえもんの「うつつまくら」も好きだった)、夢に侵入する話ということで期待も高く、さらに夢の夢の夢の…と階層を降りるという展開になったときは、期待はピークに達した。

マルホランド・ドライブみたいにどれが現実かわからないというのを期待したのだが(スイミング・プールまでいくとちょっとツラいけど)、階層の行き来は直線的でアクション映画の小道具的な使われ方にとどまっていた。

一言でいえば、マトリックスみたいな映画。映像は綺麗だし、「スーパー!」ではドン引きしてしまったエレン・ペイジもよかったし、時々みたくなりそう。

やはりマトリックスと同様、ラストにはちょっとした謎かけのようなものがあるけど…僕は単純に解釈した。

追記:なぜ「直線的」だったかというと、俯瞰視点があったからだと気づいた、最後のほうで下層から上の階層へと戻っていく様子が時系列で「きちんと」描写されており、これが俯瞰視点で間違いない事実というシグナルになっていた。このため良く言えばわかりやすく、悪く言えば、直線的な印象になっていた。

本当に見る人を混乱させるなら、ここも上の階層の描写は避けて突然画面が変わるだけみたいな展開がよかったと思う。わりと王道のアクション映画を目指したからあえてやらなかったのだろうと思う。

2014.01.23

ウディ・アレンの夢と犯罪

ウディ・アレンの夢と犯罪 [DVD]同じウディ・アレンのマッチポイント(どちらもイギリス製作3部作)と同様、人間の愚かさ、弱さが淡々と表現されている。

冒頭からラストまで、この兄弟がなぜこのような運命を辿ることになったのか、ということが流れるように描かれていて、さすがウディ・アレンだと思う。

邦題は最悪。「カサンドラ・ドリーム」でええやん…。

以下、ネタバレあり。

自分が犯した罪の重さに押しつぶされてしまう弟、コリン・ファレルがよかった。

ギャンブルや女性にはまって破滅する役人や会社員のニュースも珍しくないし、やはり怖い…。

2014.01.19

村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)FBでこの本の感想を書いてる人がいて、おもしろそうだったので読んでみた。

村上春樹というと、世間でのありがたがられ方がどうしてもおもしろくなく(バカバカしい理由だけど)、「1973年のピンボール」を読んで、こんなもんか?と思い、最近読んだ「1Q84」ではスティーブン・キングやんけ?と、とかく勝手に突っかかってしまう作家。

ただ本書は小説ではなく、マラソンやトライアスロンに挑んだり、小説を書いたりすることに関するエッセイであり、素直に読むことができた。
結局小説も2冊くらいしか読んでないのだし、他のも読んでみてもいいかもしれない(そう思えるようになった単純な理由は後述する)。

マラソン・トライアスロンについては、だいたい8kmくらいのジョギングしかしない僕にとっては、ちょっとレベルが違うところではある。ただいつかもっと長い距離を走ってみたいとも思っているので、心構えや準備に関するところはおもしろかった。

また村上春樹自身の経歴もまったく知らなかったので、もともとジャズバーを経営していたというのも興味深く、なかでも小説を書くきっかけというのが特に心に響いたし、これまでとはこの作家を見る目が変わってしまったかもしれない(笑)。

熱心なスワローズ・ファンである村上氏が1978年(スワローズがリーグ初優勝、初日本一を成し遂げた年!)の開幕戦を神宮球場でみていた1回のこと。

そしてその回の裏、先頭バッターのデイブ・ヒルトン(アメリカから来たばかりの新顔の若い内野手だ)がレフト線にヒットを打った。バットが速球をジャストミートする鋭い音が球場に響きわたった。ヒルトンは素速く一塁ベースをまわり、易々と二塁へと到達した。僕が「そうだ、小説を書いてみよう」と思い立ったのはその瞬間のことだ。

スワローズファンクラブの名誉会員に出川とともに、この人の名前がある理由がようやくわかったのだった。

2014.01.16

ザ・バンク 堕ちた巨像

ザ・バンク 堕ちた巨像 [Blu-ray]思ってた映画と違ってて、やや残念な映画だった。

リーマン・ショックの舞台裏を描くドキュメンタリーな感じの映画を想像していたのだが、悪役を巨大銀行に設定したことだけが新しい、普通のサスペンス・アクション映画という感じだった。
ナオミ・ワッツもなんかくたびれた感じで、ただただクライヴ・オーウェンが渋かったのと、綺麗な建物がたくさん出てきたのが見どころだった。

IMDbのTriviaによると本作は1991年に判明したBCCI事件にInspireされた作品で、当初は2008年に公開予定だったのが(サブプライム・ローン問題はすでに持ち上がってたとは思うけど)プレビューの評判が悪く、アクションを追加して2009年公開になったとのこと。

以下、少しネタバレあり。

司法すら無効にしてしまう巨悪を前に、司法の枠を越えてしまうという選択の重みについて語られる場面は、一瞬の輝きはあったと思う。アクションヒーローものの導入部にしたらおもしろそうと思えた。

2014.01.11

風邪をこじらせる

Seto Bridge年末29日夜に実家に帰省したのだが、夜から何となく寒気がしてた。実家にはこたつがなく、最近こたつに潜り込んでばかりなのでそうなのか、と思ってるうちに30日昼には寒気も収まった。

それでジョギングに出かけたところ、翌日朝には寒気がひどくなり、昼ごろになっても収まらないのでようやく熱を計ってみると40℃!これはインフルエンザでは?(予防接種は受けてたが)と家族皆で騒ぎになって、あいている病院を探して出かけていった。

大晦日で当然あいている病院は少なく、見つけた病院では結局3時間待ち…。この時点でさらに体力を奪われ(大病院のホールで待合室も寒かった)、症状は悪化。診察結果はインフル検査陰性だが高熱なので、まだ反応していない状態という可能性もあるとのこと。とりあえずインフルエンザでも何とかなりそうな抗生物質などを処方してもらい、実家に戻って一人別の部屋で寝ることに。

が、1日、2日と経過しても熱は一進一退という感じで、やはりインフルエンザなのか?となり、仕事始めも近づく中、ハッキリさせておく必要がある(自宅待機などの規定があるので)。そこで今度は近くの病院に行って検査を受けて、やはり陰性。これで迷いがなくなったのか、ようやく薬が効き始めたのか、熱も下がり3日には平熱で普通にすごせるようになった。

当初3日に自宅に戻る予定だが、1日遅れの4日に戻ってきたが、結局大晦日、正月と寝てただけで、すごく損した気分。大事には至らなくてよかったけど。

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