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July 2010

2010.07.31

GALACTICA完結

GALACTICA/ギャラクティカ【結:season 4】DVD-BOX 1シーズン4でとうとう完結した。

シーズン3の途中が少しだれた(長期シリーズ化を意識した?)のが残念だったけど、それ以外は最初から最後までテンションの高さ(ハズレのエピソードが少ない)を保ち、最後も納得だった。

長期シリーズだとハズレのエピソードが少ないというのは難しいけど、同じように最後までみて納得というとピカード船長のスタートレックとかフレンズくらいしか思い当たらない(ドーソンズ・クリークとかビバヒルとか途中からどうでもよくなってた)。

いろいろな事情の変化がある中で数シーズンにわたるドラマは難しいのだろうが、GALACTICAは希有な作品だったと思う。

再放送が始まったので、またみてるけど…。

2010.07.26

三たび青森

5月に行ってから、7月だけで二度目の青森。
前日東京に用事があったので、羽田から青森へ。

今回は少し時間があって、ようやく観光らしきものができた。
到着した日は津軽半島最北端を目指して片道50km弱のドライブ。海岸線に出たところはこの季節でも風も強く波も高く、冬だとどんなだろう?と思えた。残念ながら途中で霧が濃くて先に進むのを断念した。

翌日、あまり期待せずにぶらりとはいった「立佞武多の館」。これが素晴らしかった。
20mを超える3体の立佞武多に圧倒された。大きさもそうだけど、造形とか色彩とかも印象的で、何か幻想的な空間に迷い込んだような気がした。

これが祭りのときには街に出てくるというのもすごい。仕事じゃなく、祭りのときに来てみたい。

2010.07.24

平野啓一郎「ドーン」

ドーン (100周年書き下ろし)「決壊」よりは文がシンプルになって、よく言えばこなれた印象になった。
内容としては一見サイバーパンクっぽくもあるが、「決壊」での感想にも書いたように著者は今の世の中で起こりつつあることに興味があるのか、より人間に焦点をあてた内容で興味深いものだった。

ネットと監視カメラと顔認識の融合である「散影」(個人を検索して世界中にある監視カメラで捉えられた画像がみれたりする)、それを避けるための「可塑整形」(いくつかの顔を使い分けられる)、ソーシャルネットをはじめとする複数のコミュニティや人間関係の中に限定した個人の「ディヴ」といった小道具を駆使して、何をもって自分が自分たるのか、という命題に切り込んでいる。

少し前に、ある日突然google buzz経由で意図せずにユーザのある人間関係が別の関係者に公開されてしまう、という問題があった。
その時、「もしgoogleがgmailの内容や検索履歴などすべての情報を公開する」なんてことを言い出したらどういうことが起こるのだろう?と考えたものだった。お互いに隠し事ができない、という人間関係はどういうことをもたらすのだろう?むしろ互いにどんなことでも受け入れられるような寛容な社会になったりはしないだろうか?なんて青いことも考えてみたりしたものだった。

他にもアメリカの帝国主義的なものへの批判も読めるが、保守系の大統領候補であるキッチンズも自分たちのしていることが正しいと信じて明日人に語る場面もあり、ものごとがそう単純ではないことも描かれている。

島田雅彦「彼岸先生」

彼岸先生 (新潮文庫)おもしろかった。
妄想、とりとめもない考え、学生時代にはこんなことをよく考えてたということを思い出した。
考え続けることは時には苦しいことだったこともある。
この彼岸先生も、はたからみた気楽さとは別の苦しみとも対峙していたことが後半の日記で明かされる。

この前「定年したら何をするか」ときかれて、テレビ見たり、本読んだり、映画見たり…とダラダラ過ごしたいと答えたものの、きっとすぐに飽きてしまうのだろうな…と思った。
思索を趣味にするような生き方にも憧れてたが、自分にはたぶん無理かな

2010.07.19

トップセールス

NHK土曜ドラマ トップセールス DVD-BOX今さら再放送でみたけど、おもしろくていいドラマだった。
岡野所長(蟹江敬三)が渋すぎて、5話あたりまでは毎回泣けた。最初の1台が売れたところは特に泣けた。

最後の2話で少し失速したのは残念だったけど、自動車・営業、に限らずいろんな人に是非おすすめしたいドラマだった。

2010.07.17

平野啓一郎「決壊」

決壊 上巻ただストーリーを消費するのではなく、読む行為そのものも楽しめた本だった。

上巻で三島由紀夫(「太陽と鉄」とか)へのオマージュがストレートなところは少し意外だったが、心理描写が深くて読み応えがある。
一方で、ストーリーも今の日本の状況(特に警察やメディア、それに反応する世間の動き)をリアルに描きながら、それらの問題点にもふれている。ネットが普及した今、個人がいわゆる「世間」と戦っていくことは難しい。事件関係者の苦しむ様子はそのことを浮かび上がらせている。

以前、文学はもはやこの世の中に起こっていることに追いつけなくなっているのではないか、というようなことを書いた記憶があるのだが、著者はそういった部分へも挑戦しているように感じた。

以下ネタバレあり。

読む行為は楽しいとはいうものの、絶望的なラストは衝撃だった。
崇は大いなる知性をもちながら、あるいはそれゆえになのか、自身に起こったことを結局消化しきれなかったのだろうか。

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