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May 2004

2004.05.26

春の日は過ぎゆく

恋愛の残酷な一面と、それを主人公が最終的には乗り越えていくところを控えめな表現で描けてると思う。

あれだけ素朴でおおらかだった主人公が、恋のために傷つきバカなことばかりやってしまうのはみていてつらかったけど、ラストにはほっとできる。

2004.05.24

トロイ

ハリウッドの超大作といわれるものも作風がだいぶ変わってきたような気がする。一時期の、制作費がいくらだとかCGがすごいだとかいうだけで、肝心の話が単純すぎて悲しくなってしまうような(インディペンデンスデイとかアルマゲドンとか…)ものでは客も満足しなくなったということか。
トロイは、まず主人公のアキレスがしょうもない優等生的超人でないところがよかった。自分は闘わずして己の欲のために平気で戦争を起こす王へ不満を持ち、敵を殺すことに悩む。ブラピが肉体改造してまでがんばって演じただけのことはある魅力的な役だと思う。
また時期的に考えすぎなのかもしれないけれど、反戦のメッセージ(それも結構硬い)がかなり強く打ち出されている。特に戦争のために家族を失う悲しみが強調され、それがストーリー展開にもいかされていて単なる大戦争エンターテインメント映画ではなくドラマとして楽しめた。途中何度か涙しそうになったし。

ストーリーは、後の方で「あ、トロイってあのトロイの木馬のトロイか…」と気がつくくらい世界史(史実かどうかすら知らない)に疎い僕がみてもわかりやすかったし、逆に知らないだけ最後までどうなるかはらはらとみることができた。気になったところは、キャストがロード・オブ・ザ・リングと微妙に重なっていたことと、ヘクトルの嫁さんが叶姉妹の姉にみえてしまったことくらい。

最初から最後までおもしろい映画だった。

ビールと緑と青い空と音楽と本と

04-05-24_13-28.jpgほんとに気持ちよかった!

ぱぱぼっくす「花降る午後」

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catch35での「日本の幸福」以来ぱぱぼっくすがとても気になっていた。ちょうど2枚目のミニアルバムが発売されたので聴いてみたけど、ここまでいいとは思ってなかった。繰り返し聴いている。曲ももちろん好きだけど、やっぱり「さわだともこ」のボーカルも含めたぱぱぼっくすの「音」が大好きだ。ギターの「たるたにさとし」が一見でぶおた風(失礼!)というのに一瞬ひいたけど、このギターもすごくいい。

牧歌的で悲しげな(4)「花降る午後」(一瞬で終わるけど)や、どこか懐かしいメロディの(8)「蒼の痕」が特にいいと思う。ライブもみたい!

2004.05.18

青の炎

主演が二宮和也、松浦亜弥。まずみないつもりだったけど、日本語の映画やし、他のことしながらビデオかけとこうと軽い気持ちでみた。だけど、これがなかなかよかった。
離婚した義理の父を殺してしまう主人公を二宮和也が思ったよりうまく演じていた。自転車で走るシーンではドニー・ダーコを思い出した。松浦亜弥はかなり下手だったけどラストの表情は雰囲気出ていた。

ビッグ・フィッシュ

高校生の頃みたらすごく好きになった映画だと思う。今となっては何か自分の純粋さを試されているような気がして、まっすぐな気持ちでみれなかった。いい話だとは思うのだけれど…。

出て来る俳優とかみてて、やっぱりティム・バートンの映画だなと懐かしく思った。

2004.05.17

戦場のピアニスト

こういった残虐なことが行われたこと、似たようなことが繰り返されていることに心が痛んで、映画として評価することはできなかった。

自衛隊派遣や憲法9条改正の議論をみていても、どうやったらこの世から戦争をなくすことができるのかということはまったく議論されず、目の前にある戦争に対してどうするかということだけの議論になっている。
ただ世界平和と言っているだけでは、非現実的だと論理で武装してくる相手に勝てないとも思う。けれどその、決してわかりやすいとはいえない論理につきあっているうちに、「どっちの戦争がいい?」というような選択を迫られていくような気がする。戦争というのはどんな大義があろうとも多くの人を不幸にするだけ、というシンプルな主張にもっとこだわってもいいのではないだろうか。

2004.05.16

人斬り銀次

竹内力が、元上官の陰謀に気づき同僚を殺され、復讐をとげようとする「人斬り銀次」を演じているのだからファン(?)としてはみておかないといけない。

こちゃこちゃしたストーリーもあるにはあるけど、そんなものはどうでもよく、竹内力が鬼の形相で人を斬りまくるところがもっとみたかった。

終戦の日、銀次が切腹したもののびびって逃げていく介錯人を、腹を切りながら呼び戻そうとするシーンには大爆笑してしまった。

2004.05.15

チョコレート

刑務所の看守ハンクと、彼が執行した死刑によって夫を失ったレティシア。それぞれ息子を失うなどさまざまな問題をかかえながら互いに惹かれていく、という話。
暗い前半、ビリー・ボブ・ソーントン演じるハンクの孤独が心に染みた。いくつかの事件を経てレティシア(ハル・ベリー)と出会いようやく心の安らぎを得るのをみて、人間はみんなどこか欠けていてそれを補いあっているのだとあらためて思えた。
終盤では何通りかの結末を思い浮かべて結構どきどきした。全部はずれたのだけど、なんともいえない余韻が残るよいラストだったと思う。特にラスト近くのハル・ベリーの表情はすごかった。

原題はイギリスで死刑執行の前日に行われるパーティの呼び名"Monster's ball"なのだが、邦題がなんでチョコレートなのかはよくわからなかった。確かに原題のままだと何の映画かわからず難しいところ。せめてチョコレートアイスとかアイスクリームだったらわかるのだが。

あれ、モス・デフが出てたなんて気がつかなかった…。

2004.05.13

娘の結婚

WOWOWのdramaWシリーズ作品で、小津安二郎の「晩春」のリメイク。

現代の話にしてしまうにはかなり無理があったとは思う。でもあの独特のセリフとかとっぱらって全部変えてしまうとリメイクの意味もなくなるだろうし、仕方のないところと割り切ってみたのでおもしろかった。鈴木京香が好きなのでだいぶ甘めになったかもしれないけど。

父(長塚京三)の気持ちでみてたけど、とてもあんな真似はできないと思った。

2004.05.12

K-19

冷戦時代、ソ連原子力潜水艦K-19の艦内で冷却水が漏れる事故が起こる。原子炉の爆発により米ソ間の緊張が一気に高まる可能性もある中、前艦長と現艦長、二人の艦長が激しく対立する。実話を元にした映画。

最初、ハリソン・フォードが功名心にはやる無能な艦長のようで乗組員が彼にふりまわされる。乗組員は前艦長を慕い、現在の艦長であるハリソン・フォードに不満を募らせ、新旧艦長は何かにつけ対立する…。この光景、潜水艦の中じゃなくてもそこらへんの職場でみられそうでとても他人事とは思えなかった。
それだけに後の展開はよかったしラストも感動した。ただ、国や軍隊(企業だってそうだ)、所詮人間が作ったものにすぎない組織というものが人間ひとりでは太刀打ちできないほど巨大な力をもってその命を奪っていくのは本当に怖いと思った。

2004.05.09

バベットの晩餐会

質素ながら信仰に生きる姉妹のもとに革命でパリから逃れてきたシェフ、バベットが召使として仕えることになる。姉妹の亡父の生誕100周年の記念日にバベットが心を込めた料理をみなに作る晩餐会を開く、というアカデミー賞外国語映画賞をとったデンマークの映画。

晩餐会の場面は確かによかった(料理うまそう!)けど、ちょっと牧歌的すぎて物足りない気がした。

猟奇的な彼女

もう一度みたいと思うほどおもしろかった(結局もう一度流しみした)。笑うところ、ほろりとくるところ、ほのぼのするところのバランスがよかったし、わかりやすいけどひねりもあってさめてしまうこともなかった。

留置場からでたキョヌがぼこぼこにされた後笑いながらご飯を食べているところや、いっしょに飲んでた人が実は男だと気がつくシーンとかが笑えた。よくある映画の場面転換と思わせて、実は…というパターンも好き。全体的に笑わすところは前ふりが細かくて、アメリカのコメディっぽい気がした。

ほろりときたのは、彼女が地下鉄の駅でキョヌを探してるときにモニタに写っているキョヌが走り出すところとか、山の上で彼女が叫ぶところ、電車のシーン…。

ラストはびしっときれいに決まって、見終わって本当にすっきりする映画。

2004.05.06

女ドラマー

3歳の下の娘は、大きくなったら「たいこをたたくひと」になりたいらしい。和太鼓のパフォーマンスをみてそう思っているらしいけど、将来ロックに目覚めたら是非ドラマーになってほしい!と思う。
女ドラマーは珍しいこともあってかすごくかっこよくみえる。羅針盤のライブでも山本精一の次にかっこいいと思ったのがドラムのチャイナだったし、伊藤かずえがドラムをやっていたドラマもいまだに覚えている(古っ!)。ベースでもキム・ゴードンとかかっこいいけど、ドラムのほうが絶対かっこいい。

自分も叩きたいというのもあるけど、そのうちドラムセット買おかな…。

2004.05.05

東京アンダーワールド

こういう、歴史的事件の真相暴露的なのはやっぱりおもしろい。話半分に読んでもなかなかに刺激的だ。

今の権力構造が戦後のかなり早い時期にできあがったもので、それゆえに今の世間の感覚からかけはなれたことが多いということが納得できる。

2004.05.03

梟(ふくろう)の城

原作は忍者ハードボイルドといった感じで、ちょっと俗っぽすぎるところが気になったけど主人公重蔵はかっこよかった。
これがどう映像化されているのか楽しみだったのだけど…。

まずキャストが全然だめだった。中井貴一が重蔵なんてありえない。小萩の鶴田真由も、五平の上川隆也も違った。木さるの葉月里緒菜は…、どうこういう前に木さるの話自体が相当はしょられてたのでどうでもよかった。
ちょっと小難しいことも書いてるけど、この作品は重蔵のかっこよさを堪能する娯楽作品なのだから、もっとわかりやすいキャストで忍者の闘いと恋をかっこよくみせてくれればよかったのに。

2004.05.01

ロード・トゥ・パーディション

ギャングの世界を背景に、3組の父と息子~ギャングの幹部マイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)とその息子、マイケルを息子のようにかわいがるギャングのボス、ジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)とその実の息子コナー~の関係が互いに相対立しながら物語が進んでいく。

ギャング映画かと思ってみたけどまったく違っていて、それぞれの父子の気持ちがじっくりと描かれていてラストはじーんと来た。とても好きな映画。
一つ文句をつけるとすればトム・ハンクス。演技はいいとは思うけど、もうちょっと魅力的な父親にみえるキャストでもよかったのでは?

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