2017.11.06

村上春樹「ロング・グッドバイ」

「長いお別れ」は12年ほど前に読んでから、何度か読み返していたが、この新訳版を読んでもほとんど違いがわからなかった。あまり細部まで読み込んでいなかったのだろうか…。
逆に言えば雰囲気は旧訳版とほぼ同じで、やはりこの雰囲気とストーリーが好きな作品だということは再認識できた。後述する村上春樹自身による解説を読んで納得したけど、フィリップ・マーロウだけの魅力ではなく、ロスの街の描写に込められた愛着のようなものも魅力がある。

本書の一番の読みどころは訳者村上春樹による解説で、これが熱い。村上春樹の本なんてそんなに読んでないけど、これほど熱く語っているのが意外で、楽しく読めた。

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2017.11.04

城山三郎「官僚たちの夏」

まずまずおもしろかっったけど、やはり「落日燃ゆ」と同じイライラが募ってしまった。「雑だ」ということを美学のように押し出して、細かいことにこだわらないのはいいが、結局それが自分の理想の実現の妨げになってしまう。

本人はそれで良いかもしれないが、部下など周囲の支持者が気の毒すぎる、と書いていて、身につまされるところがあるのが読んでいて辛かったのかも。

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2017.10.29

ダウントンアビー

NHKで放送されていたドラマをやっとみ終わった。
もともとこのドラマを知ったのは「ママと恋に落ちるまで」がきっかけで、主人公達がイギリス貴族の使用人達のドロドロなドラマにハマるというエピソードがあり、そのドラマがこれだったのだ。

基本、イギリス貴族の屋敷を舞台に色々なドラマが展開する群像劇だが、先が気になるように作ってあってなかなか抜けられず、結局最終6シーズンまでみてめでたしめでたしという結末に。
それなりに満足できた。

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2017.09.27

Fire 7 タブレット

image7月のAmazonのセールで3,480円になってたので、つい買ってしまった。
家にiPadは2台あるけど(1台は初代なのでほぼ使ってない)、家族共有なので持ち出すタブレットの使い勝手を試したかったというのもあった。

カバンに入れるのでやはりカバーは必要ということで、本体価格に見合うのをつけてみた。色が派手なのは黒いバックパックの中に入れた時に黒いカバーだと見えなくてすぐ取り出せないことを、今使っているKindle Paperwhiteで学んだから。

使い始めて2ヵ月半くらいで、今のところ期待以上に満足している。
確かに動作はもっさりすることもあるし、液晶もiPad/iPhoneなど高級機種に比べると見劣りする。けど本を読む、Amazonビデオをみる、という用途であればそれらも気にせず使える。

カラー表示はやはり読みやすいし(Paperwhiteの良さもあるけど)、画面も大きくて新幹線で映画を観ることもできる。意外に便利なのがこのカバー。カバーの開閉で電源ON/OFFするのがこれほど快適とは思わなかった。

もう少し画面が綺麗でもいいかな、とか、これだけ便利なのだし3G内蔵もいいな、とかだんだんと贅沢な望みが出てくるけど…。

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2017.09.16

ジャック・リーチャー:Never Go Back

前作「アウトロー」に比べると話が単純すぎな気もしたけど、こちらもよかった。
このシリーズ、派手なCGやスケールの大きな犯罪組織というものとは違う、まさに暗闘というものが繰り広げられるところが好きだ。
IMDbのレビューで70年代のB級映画のようだと書かれてたが(悪い意味で)、確かにそんな雰囲気かも。

「ママと恋に落ちるまで」のロビンを演じたCobie Smuldersがアベンジャーズシリーズに続いて、強い兵士役なのも見所だった。

以下、ネタバレあり。

70年代の…と言いたくなるのは、敵がやや拍子抜けするところかな。
登場した時はグラサンが怖い、凄腕という雰囲気だったのに、部下がやられるところを見てあからさに驚いたり、少女を追いかける走り方がダサくて遅かったり、最後はボコボコにされて残念な感じだった。

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2017.09.02

「〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則」

書いてあること自体は、関連する業界にいる立場からすると目新しいことはない。けど、この手の本はたまに読んで気分を高揚させないと。

最終章はまさに、そういった高揚感を味あわせてくれた(以下、引用)。

われわれは、すべての人類とすべてのマシンがしっかりと結び付いた地球規模のマトリックスに向かって容赦なく進んでいる。このマトリックスは、われわれが作ったものというよりプロセスそのものだ。われわれの新しい超ネットワークは途切れることのない変化の波であり、われわれの需要や欲望を新しく組み替えては絶えず前へと溢れていく。今後30年の間にわれわれを取り巻く個別のプロダクトやブランド、会社については完全に予想不能だ。
つまり、より流れていき、よりシェアしていき、よりトラッキングし、よりアクセスし、よりインタラクションし、よりスクリーンで読み、よりリミックスし、よりフィルタリングし、よりコグニファイし、より質問し、よりなっていく。われわれは〈始まっていく〉そのとば口にいるのだ。


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2017.08.30

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

MCUフェーズ2制覇を目指して。

まずまずおもしろかったが、CGはちょっとチープにみえたのは残念(慣れてきて粗が目につくようになってしまったのかも)。
本作では改めてアベンジャーズメンバーがそれぞれめんどくさいのがよくわかる。アベンジャーズ内の緊張が高まり、これが今後の伏線になっていそう。

以下、ネタバレあり。

やや地味な役割に徹していたフューリーやマリア・ヒルが終盤のいいところを持っていく感じは嬉しかった。
前作ではブラック・ウィドウの恋人だと思ってたホークアイに家族がいたのは、混乱した。

そして何と言ってもヴィジョン!このビジュアルに違和感を抱かなかったのは、かなりマーベルに洗脳された感がある。冷静にみると何じゃこりゃ?という雰囲気なのに…。

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2017.08.14

トランスフォーマー/ロストエイジ

編集を忘れたのか、放棄したのか、この無駄な長さは何なのか?

中国資本が入ったことで、中国市場向けに超大作ということにしたかったのか?
CIA(の一部)が悪者に描かれる一方で中国軍が香港を守る!とか、裏でどういう駆け引きがあったのか、勘ぐってしまう。

何より、アホな主人公たちは見てて本当にイライラしてしまう。前作までの若者は許せたけど、今回新たに主人公となった中年のおっさんがアホなのは見てられない…。

それにしてもたまたま続けてみたジェイソン・ボーン、エクス・マキナと、GoogleやAmazonなどの最先端IT企業への不信感がすごい。従来の価値観など気にもせず無邪気に技術を追い求めるエキセントリックな創業者。それがCIAに利用されるパターンも最近よく見るようになった。もちろんスノーデンの告発の影響なのはわかるけど。

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2017.08.12

エクス・マキナ

テーマや展開はオーソドックスなものだったけど、美しい映像、緊張感を高める音楽がとてもよかった。

以下、ネタバレあり。

中でも主人公が自分の腕を切る場面の緊張感はすごかった。
血が流れ出る描写そのものの怖さではない恐怖感があった。

細かいところでは、何でセキュリティがカードキーやねん、とか、スターウォーズでポー・ダメロンを演じたオスカー・アイザックの変貌ぶりにびっくりした。

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2017.08.06

ジェイソン・ボーン

ジェイソン・ボーンシリーズは好きだったので、それなりに楽しみにみたのだが、あまりにつまらなくて驚いた。

007やミッション・インポッシブル、ワイルドスピードシリーズに比べて見劣りするアクション。かといってストーリーが凝っているわけでもなく(だいたい、究極の監視システムというのも他作品と被ってるし)、それらの作品に比べてどこがおもしろいと思って作ったのか疑問だ。

唯一よかったのはラスベガスでのカーチェイスくらいか。
これは他の作品にも言えるけど、観光名所を巡ってアクションするというのは日本のサスペンスドラマっぽい。

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